ハムスターを飼う前に知っておくべき7つのこと

まさの森・動物病院で獣医師をしています、安田です。
コメントいつもありがとうございます。継続する励みになっています。色々いただいた質問に関しては、ライブ配信で無理なくお答えしていきたいと思っています。

私は大体年間1500匹のハムスターを診療しております。今回は「ハムスターを飼う前に知っておきたい7つのこと」ということで事前に知っておくことで病気などを予防してもらいたいと考えます。

1.木の床材を使用しない

なぜかと言うとアレルギーになるハムスターちゃんが多いからです。
胸やお腹の毛が抜けて真っ赤になります。自然に抜けるのではなくかきむしります。触れいている場所しかならないので接触型アレルギーかと考えられます。ここからは推測ですが、床材に長時間触れているとその病気になります。紙など低アレルギー性の床材やペットシーツ、キッチンペーパーなどに変えると治るので私の推測では、、、、。また巣箱ではならないことから、、、。
解決策は今いった材料にすることです。

2.ご飯を与えすぎない

肥満が原因の病気でくるハムスターちゃんが多いです脂肪肝、糖尿病などの多くの病気にかかります。自然界では食糧に恵まれてい ませんので、食べすぎと言うのは多くのリスクをかかえるのかなと思います。特にひまわりの種など高脂肪食は控えるようにしてあげてください。解決策は、適度な運動、食事制限はジャンガリアン40g ゴールデンハムスター100g。

3.入り口が広いお家を選ぶ

入り口が狭いと背中がぶつかって、脱毛や擦り傷をしてしまう。病院にもくる。「お客さんの声」これは見たらすぐにわかります。回し車に軸があるタイプでは背中が当たって同様に。太ると背中が当たるようになることも、適正体重を。回し車なら走れればいいんだろう、おうちは入れればいいんだろう、と言う のは間違いになります。ゆとりのあるものを購入してください。

4.金網ケージを使用しない

金属のケージを齧ってしまう
前歯の噛み合わせがずれて不正咬合に(ごはんを食べることができなくなることも)
一度噛み合わせが悪くなると、一生歯を切りに来る。頻度としては2週間に一 回
アクリルやプラスチックケージなどおすすめ

5.綿布団を入れない

綿布団と言うのが売っています。あったかそうで、ハムスターちゃんのために 買う方が多いです。
足に絡まったりしてパンパンに腫れる。
時に発見が遅れると壊死したり、自分が足をかじったり(足を切断することに)
綿布団はなくても大丈夫
絶対いらない。自然界にない。絶対いらない

6.冬眠をさせない

室温が7度を切る状態が続くと冬眠モードに。
そのままなくなってしまう事も。
20度前後をキープする。
冬眠してしまったら、掌で温めて、お近くの動物病院へ!

7.多頭飼育はしない

喧嘩したり、ひどいと共食いしたり・・・
私は基本は単独飼育をおすすめします。

今回お話したハムスターを飼う前に知っておくべき7つのことをまとめましょう!

1.木の床材は使用しない
アレルギーになる

2.ご飯を与えすぎない
肥満とそれを原因とする病気になる

3.入り口が広いお家を選ぶ
背中がはげて痛々しい

4.金網ケージを使用しない
前歯の噛み合わせが悪くなり、食事に不都合。

5.綿布団を入れない
いりません

6.冬眠させない
その方が長生きしやすいと思います。

7.多頭飼育はしない
トラブルが多いのでそのほうがおすすめです

補足

市販されている商品が全て安全なわけではない(安全性試験をされていない)
長期的に使用した時に起こる病気に関して検証されているわけではない
正しい情報を取り入れて事故のないように飼育を。
これらのことを守っても病気になることはあります。もし異変を感じたらお近くの動物病院へすぐに連れて行ってください。異変に気づいてあげられるのは飼い主さんだけです。

YouTubeチャンネルでは動物の様々な病気や飼い方についてのことを伝えています。あなたがペットを飼っているのであれば、ぜひチャンネル登録してくださいね。是非動画でもご覧ください!ありがとうございまいした~安田でした~