これだけは知っていて!危険な状態3選

まさの森・動物病院で獣医師をしています、安田です。
コメントいつもありがとうございます。継続する励みになっています。色々いただいた質問に関しては、ライブ配信で無理なくお答えしていきたいと思っています

私は年間約5000羽ほどの鳥さんを診療しています。
その中でいろいろな質問にお答えしていますが、間違った知識や理解が広がってしまっていることが多々あります。
今回のタイトルにあるように、「鳥は触っただけでショックで死んでしまったんですよね・・・」っていうお話を伺 うことがあるんですが、実際に診察していて、触っただけで無くなってしまったことは幸いにも経験していません。
実際はほとんど起こらず、触っただけで死んでしまうくらい状態が悪かったにもかかわらず、それに気づかず負担を かけてしまったのかなと思っています。
今回は、その危篤状態の鳥の「触ったら危ないサイン」をいくつかご紹介しますので、そういった悲しい事態にな らないように最後までご覧ください。

下にうずくまって目を瞑っている

かなりまずい状態です
触ろうとしたり、呼びかけなど刺激に対して反応するときは、まだ少し余裕
がある
すぐに動物病院へ連絡を。連れてきたほうがいいのか、どうやって連れてきた らいいのか、相談を
生命に関わる緊急を要する状態です。
極力、体温が維持できるようにはねを膨らませて体温の維持、省エネ状態になっている。
それぐらいのことをしないと、現状維持できないくらい弱っている状態。 温めてあげて、早めに動物病院へ受診を 原因は多々あります。病気であると思われるので、原因を探り対処します。

口を開けて呼吸している

口呼吸を正常でもするのは人間ぐらい?
これは呼吸がうまくできていない、酸素と二酸化炭素の交換がうまくいって いない状態で、非常に危険な状態です。
いつ急変してもおかしくない。
僕も無闇に触らない。触らなくてもいい治療を優先して、状態が良くなった ら必要な検査や治療をしていきます。
こういった症状がみられたら、すぐに動物病院へ相談を.

それでは今日のお話をまとめます!

下にうずくまって目を瞑っている
はねを含まらせて、目を閉じてじっとしている
口を開けて呼吸している

補足

実際に、残念ながら触っただけで亡くなってしまった鳥さんがいることを飼い主さんから聞いた ことがあります。
同じ動物病院の先生でもそういった話題をされているのを聞いたことあります。そういった経験 をされた先生ほど、鳥を無闇に触ってはいけないことを知っています。
僕らは触っただけで亡くなってしまった鳥さんに遭遇したことは今の所ありませんが、これは触 ってはダメな鳥さんがどんなサインを出しているか知っているだけ。そういう鳥さんはいっさい 触らない!
こういった、症状がみられたら、すぐに相談を。様子を見たり、なんとかならないかあれこれ試行錯誤するより、豊富な知識と経験がある動物病院の先生に診察してもらうほうがいいのかなと思います。

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